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大学教員に転職する二つの方法とは
という疑問を持たれた方がこの記事を読んでいると思います。
大学教員への転職は簡単ではありませんが,二つの方法があります。
本記事ではその二つの方法をお知らせしたいと思います。
研究成果を挙げる
一つは研究成果をあげる方法です。
「当たり前じゃないか」と思われるかもしれませんが,もっとも地道で堅実な方法です。
大学の学部を卒業した後,大学院に進学して修士課程(博士前期課程),博士課程(博士後期課程)に進んだ人は,この「研究成果を挙げる」という方法に特化した人々です。
となれば,大学院にいようが民間にいようが,土俵は同じです。
いわゆる「査読論文(学会などが発行している雑誌)」に一本でも多く,第一著者(理系だと一本の論文に多くの共著が付くのが当然なので,研究業績は第一著者だけカウント)の論文を多く世に出すことが,「研究成果を挙げる」ということになります。
簡単なことではありませんが,大学院生たちと同じ土俵で勝負するなら,あなたの属する学会の代表的な学会誌に査読論文を第一著者として掲載することこそが,遠そうで実は近道なのです。
タレントとして招かれる
こちらは「研究成果を挙げる」に比べると,相当に変化球になります。
ガッツ石松、広島国際学院大学の教授になっていた|Tabetainjya
例えば,こちらの記事を見ると,ボクシングの元WBC世界ライト級チャンピオンでタレントのガッツ石松さんが,広島国際学院大学の客員教授に就任されたと報じられています。
これはあくまで大学の宣伝の一環としての特別講演のような扱いですが,それでも「客員教授」という肩書きを与えられます。
私立大学は大学の宣伝になるのであれば,こうした施策を積極的におこなうことも辞しません。
というわけで,タレントなど著名人なら大学の客員教授になることは,それほど難しくないというわけです。
元官僚や元政治家など様々な人が大学教員に転じる
上記の書籍では,厚生労働省の課長補佐だった著者が大学職員に転じた体験談が語られています。
タレントからではなくても,元官僚や元政治家など様々人が大学教員に転じていることがわかります。
そのときの大学での職階が…
- 終身雇用の大学教授など安定的ポストなのか
- 客員教授・特任教授などの臨時的ポストなのか
という違いはあると思いますが,ともあれ「大学教員への転職」の一側面だと思います。
「大学で働く」道は教員だけではありません。大学職員という道も
大学教員への道は「運」の要素が強いです。大学で働くことが目的なら,大学職員も考えてはどうでしょうか?
大学におけるIR(Institutional Research)部門では,大学の経営改善や学生支援,教育の質向上のためにデータを活用しますが,最近は心理統計のできる元院生を積極的に採用したりしています。教員と職員の間ぐらいの役割の人も増えています。
ただ,一人で転職をやり遂げるのはとても大変です。親身に相談に乗ってくれる転職エージェントを活用しましょう。
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